この10年のITの進化とインターネットの普及によって将棋の世界の何がいちばん変わったか。
将棋棋士の羽生さんは簡潔にこう言った。
「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。
でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」
インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞

天鳳の三麻で鳳凰卓デビューして約50戦
まだビギナーではありますが鳳凰卓に上がる為に特に意識した事をまとめてみました。

先攻されたらとにかく降りる

天鳳三麻ではツモ損ルールを採用している為、満貫の放銃失点を満貫のツモ和了でカバーできない。
和了する事ももちろん大事だが、それ以上に放銃しないことも大事になる。

テンパイ確定者(リーチ)やテンパイ濃厚者(仕掛け2つなど)には大人しく降りる

先行時にはリーチをして相手を押さえつける

先行されたらとにかく降りると前述しましたが、逆に先行できた場合はそのメリットを最大限に活かす為に積極的にリーチをする。

ダマテンに構えた方が出和了率は高くなりますが、対戦相手を自由にさせてしまう。
好き放題仕掛けられて脇同士で点棒移動なんて事も避けたいものです。

リーチで押さえつければ脇同士での点棒移動の可能性も減るし、2人とも降りてくれれば、放銃率0%で流局までツモ和了抽選を受ける事ができます。

私は東風戦の関西三麻をやっていたせいか「満貫あればダマテンでいいでしょ」と当初思っていましたが、半荘戦の三麻では満貫くらいのリードではアドバンテージにならないと気づきリーチを多用するようにしました。

ダマテンもケアしてみる

ダマテンのケアは難しいが、自分の手が序盤(6巡目くらい?)でまとまらなそうと思ったらオリに転じる準備くらいはしておいたほうがが良い。

感覚的にはひよりすぎかなって思うくらいでいいと思います。

これらを軸に自分の点数状況を加味してプレイして行けば、おのずと七段鳳凰卓に辿り着けるはずです。

ただ冒頭の羽生プロの言葉の通り、ある程度の技術を身につけた先には大渋滞が待っています。
天鳳公式サイトの段位別人数の比率を見る限り七段と八段の差は結構ありそうです。
段位別人数分布

大渋滞の七段を抜け切れるかどうかは…また別問題ですけどね。
私も…