不自然な手出しのチョイ読み〜スライド切りの矛盾〜 | 麻雀ブログ

スライド切りの矛盾?

休みの度に遊びに来てくれる近隣にあるレート違いの雀荘メンバーさんとの対戦中に気づいた矛盾。

今までにも同じような状況はあったのかも知れませんが今回初めて気づきました。

私の放ったドラの中を仕掛けた対面(雀荘メンバーさん)が2副露
{裏裏裏 裏裏裏 裏 7横77 中横中中}

私(東家)も2副露で手牌が
{三四五 ②③④赤⑤ 横4赤56 東東横東}

南2局だがラス目の私は降りる気ゼロ。所持点数は1万点を割っており最後の親番でもある。

対面も現状3着目なので降りる気はないだろう。

両脇は高みの見物と言ったところか…。

ドラを仕掛けている対面に対し危険牌をツモ切り続けるも、いっこうに和了牌を引き当てる事ができない。
───対面に通ってないスジは{二五 三六 四七 ②⑤}の4本だけ。そんなことを思っていた。

するとツモ切りを続けていた対面がツモ牌を手の内に入れ手牌の左端から{一}を手出ししてきた。そしてツモってきた牌を左端から3つ目にしまった。
───スライド切りってやつか。私に{四}が通っていないので{一}と入れ替えたというわけだね。

ということは現在の対面の手の内はこのようになっているハズだ。
{二三四 裏裏裏 裏 7横77 中横中中}

───{一}は対面が先に切っていて場に3枚目。{四七}待ちは否定と・・・。

注:対面の手牌が
{一二三 五六 裏裏 7横77 中横中中}
だった場合{四}は和了になってしまうので{四七}待ちを否定している。

次巡、対面{五}ツモ切り
───ん?{五}は{二}と入れ替えない?

私の河には4巡目に{一}、その数巡後に{八}。
───{二}より{五}を警戒したのかな?

その時はあまり気に留めなかったが数巡後にツモった{四}で私は長考する事となる。

残りのツモは3回。{②⑤}も通っていない。

───この{四}もしかして当たり牌じゃないか?
どうもスライド切りっぽい{一}切り後の{五}ツモ切りが解せない。

───{一}切りが{四七}の警戒度を下げる為の空切り(スライド切りと見せかけての)だったとしたら…この{四}は確実に当たり牌。
{一二三 五六 裏裏 7横77 中横中中}

───よくよく思い返せば手牌の左端から{一}を手出ししてツモってきた牌を左端から3つ目にしまった。あの動作も分かり易すぎて逆に怪しいものだ。

───うん。対面の待ちはきっと{四七}だ。
そう思い{②}を切って中膨れ単騎に受け替えた。すぐにかぶった{②}には何の感情を抱かなかった。

〈流局〉
対面
{一二三 五六 ②② 7横77 中横中中}
私(東家)
{三四四五 ③④赤⑤ 横4赤56 東東横東}

警戒度を下げる為の空切りにもこんな矛盾が生じてしまうケースがあるようです。
毎日のように麻雀を打っていると思わぬ発見もあるもんだ。そんな事を思った1局でした。

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2件のコメント

  1. アークK

    初めまして。
    勉強になりました。
    八が自身の捨牌に無ければ一の空切りも想定したかもしれませんが、上記のケースでは私は安牌感覚で四で放銃していた可能性が高いです。
    古い記事へのコメントですいません。
    これからもたまにブログ拝見させていただきます。

    • アークKさん
      わざわざコメントありがとうございます!
      また気が向かれましたら読んでくださいm(_ _)m

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